ウコンは病気の予防だけでなく、栄養素の豊富な植物です。ウコンの原産地、種類、健康への効果、病気の予防について現在までに解明されているさまざまな効能を詳しく紹介しています
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ウコンとはいったいどのようなものでしょうか?
ウコンは、ショウガ科に属する多年草で、国内では主に沖縄本島、種子島、石垣島、屋久島、奄美大島、鹿児島などで栽培されていますが、特に沖縄は、日本最大のウコン栽培地として有名です。
現在まで、数十種類のウコンが見つかっていますが、薬効の効果があるとして注目されているのが「春ウコン」と「秋ウコン」の2種類です。この2種類のウコンはその成分でもっとも代表的な精油成分やクルクミン、各種ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれ、優れた薬効を生み出しています。
ウコンの重要な効能に胆汁分泌促進作用があります。胆汁は肝臓で作られたあと一旦、胆のうにたまり、十二指腸内に排泄されて栄養素の吸収を助ける働きがあります。すなわち胆汁の分泌が促進されれば、肝細胞が刺激され肝機能が高まり、その結果、肝臓の大切な働きである解毒作用が強くなるのです。
その他、ウコンにはがん、心筋梗塞、高血圧、糖尿病などの成人病から、婦人病、貧血、関節炎、腰痛、アレルギー疾患、肌荒れの改善に至るまでさまざまな効果があるとされ、その可能性は、従来の医学や生物学の枠に収まりきれない万能薬として、無限に広がっていると言えます。
これまでに動物実験などで科学的に解明されたウコンの効能には、下記のようなものがあります。
●胆汁の分泌を促し、肝臓病を予防、改善する作用
●胃液や唾液の分泌を促し、消化器の負担を軽減する作用
●腫瘍の発生、悪性化、増殖を抑制する作用
●心臓の働きを高める作用
●体内の活性酸素を除去する作用
●血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、高脂血症や動脈硬化を改善する作用
●殺菌、抗菌作用
●免疫機能を高める作用
ガジュツについての解説です。
ガジュツは紫ウコンとも呼ばれ、屋久島・奄美大島・沖縄などで栽培されている熱帯アジアを原産とするショウガ科クルクマ属の多年草植物で、根や茎が薬用に使われます。ガジュツは耐寒性がなく寒さに弱いため、他のウコンに比べると栽培が難しいといわれており、日本国内では前述の屋久島・奄美大島・沖縄など限られた地域でしか取れません。
本来、ガジュツは胃薬としてO-157やピロリ菌などに効果を発揮すると言われていました。また、ガジュツには、肝機能を高めるとされている他の種類のウコンには含まれていない精油成分を数多く含有しており、シネオール・アズレン・クルクメン・カンファー・クルクモール・セスキテルピンなど約100種類の有効成分が含まれていると言われます。
この中のシネオール・アズレンという2つの成分には、体内にたまった余分な脂肪、コレステロールを排出するダイエット効果があり、そのほかにも抗炎症作用や殺菌・防腐作用など数多くの薬効がガジュツにはあると言われています。
春ウコンと秋ウコンについての説明です。
ウコンは肝機能を強化し、2日酔い、悪酔いなどに抜群の効果を発揮することで有名です。日本では沖縄を主な産地とするウコンは、世界各地に実に様々な種類があり、中国では約20種類、インドネシアでも20〜30種類ほど見つかっているそうです。
多種多様なウコンの中でも、中国や日本で、特に薬効を期待して用いるウコンは2種類、それは、春に花の咲く”春ウコン”と秋に花咲く”秋ウコン”です。
4月から5月にピンク色の花を咲かせる春ウコンは、その正式名称を「キョウオウ」といい、古来から薬用として使われてきました。
春ウコンは肝臓を始めとした病気への効果があり、薬用として使われるのは根茎部分で、外側が白っぽく、切ると、切り口は黄色をしています。そのまま口に入れると、強い苦味と辛さがある為、食用には不向きとしてもっぱら薬用として使われています。
その効果はウコンの特徴でもある色素成分や精油成分のなせるもので、春ウコンのほうが秋ウコンより効果が強いことがわかっています。
7月から8月に花を咲かせる秋ウコンは、食用(カレー粉やたくあんなどの着色料の原料)として使われるほか、衣服の染料などにも利用されています。秋ウコンの根茎は外見上、春ウコンとほとんど変わらりませんが、中身は濃いダイダイ色で、苦味もほとんどないようです。